バリアフリーの住まい

■バリアフリー住宅(リフォーム)は本当の意味での一生のお付き合い

この幸手地域にも、様々な方がお住まいです。
ご高齢の方、障害をお持ちの方。そしてそのご家族。

 

そういった方々は、毎日の生活の中の、「当たり前のコト」が「とても大変なコト」となる場合があります。

 

私たち白石工務店は、安直な気持ちで、バリアフリーの住まいづくりは出来ないと考えています。
また、この幸手市内に一社こういう会社(※本気でバリアフリー住宅(リフォーム)に取り組む)が
あるべきだと考えています。

 

私自身、そう考えるようになったのにはきっかけがありました。

 

脳出血を2度乗り越えている、大利根町のKさまからのご相談でした。

 

「家の中を自由に歩き回りたい‥」
「玄関に宅急便とか来ても出ていけないのをどうにかしたいんだ‥」

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA最初にそう仰られて、新築をご相談いただいたのは、もう12年前のことです。
その時、白石工務店ではバリアフリー住宅(リフォーム)で、目立った実績があったわけではありませんでした。

 

ですが、ご相談いただいたKさまのご期待に少しでも応えるべく、施工させていただいた経験が、今のバリアフリー住宅の礎となっているのは間違いありません。

 

(※大利根町:Kさま邸のインタビューはコチラ)

 

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そして、もうひとつキッカケがあります。

 

「弟が退院するにあたって家をバリアフリーにしたいんです…」

 

その後、バリアフリーリフォームをさせていただくことになるNさまの
お兄さまのからのお問い合わせでした。

 

経緯は、Nさまが、ある日突然、運転中に
大動脈解離を発症して入院されました。

 

そして、その後遺症で腰から下の感覚が麻痺、目が覚めるまでに一か月かかり、その間、褥瘡(じょくそう ※床ずれ)ができてしまい、治るまでに入院生活が約2年もかかりました。そして退院の目途がつきだしたころ、お兄さまからお問い合わせがあったのです。

 

Nさまには退院後の懸念事項がありました。
それは、車イスの生活になるので、自分の家にこのままでは住めなかったのです。

 

工事をお引受けすることになってから、病院にお願いをして、実際にNさまの「生活スタイル」の確認(※便座・跳ね上げ手摺の高さ・壁からの取付位置、洗面台の高さ・洗面脱衣室での動き・・・などなど)を入念にしました。

 

そして、一時退院に合わせて、ご自宅での最終打合せ、無事工事を完了させることができました。

 

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お引渡し後、「実際に住まわれてみて、不便なことはありませんか?」と、
Nさまのお宅にお伺いさせていただいた時のことです。

 

「同時期に退院した方が、リフォームした自宅に戻ったところ
トイレが使えず再入院となってしまった。自分は白石さんに頼んで良かった!」

 

そんなお言葉をいただきました。
(※Nさま、ありがとうございました)

 

工事を担当させていただいて、本当に良かったと感謝するとともに、つらい気持ちにもなりました。

 

辛く長い入院生活を乗り越え、やっと自宅に戻れると思ったのに、その家で暮らしていくことができずに再入院になるなんて、どんな悲しい想いをされたのだろうと…。

 

Nさまのお知り合いの方のような想いをされる方がいなくなるようにしたい!

 

このような二つの経験があったからこそ、「身体の不自由な方と、そのご家族」両方の立場になれるようなバリアフリー住宅(リフォーム)に取り組んでいます。

 

 

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名称未設定 1

『第13回ケアリフォームシステム研究会全国大会IN大阪』にて弊社の発表が大賞をいただきました

 

 

 

※私たち白石工務店は“身体の不自由な方と
そのご家族のための住まいづくり”を学ぶ
CRS・ケア リフォーム システム研究会のメンバーです。

 

 

 

 

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